・もっとも大切なのはお金を使うこと
・投資はじっくり育てよう
・自分に「投資」しよう
・本を読んだ感想
こんにちは、Cちきんです!
この記事では『マンガでわかる! お金の基本』の書評を行っていきます。
では、さっそく紹介していきたいと思います。
・お金に対して不安を抱えている
・お金との付き合い方がわかならい人
目次
「マンガでわかる! お金の基本」概要
著者の紹介
ライフネット生命保険会社で代表取締役会長を務めている「出口治明」さんがこの本を書きました。
金融制度への取り組みや保険会社の設立などの経歴を持った実業家です。
しぃちきん
本書の内容
お金の考え方について、綾城というOLを主人公にしたストーリーを通して学ぶことができます。
マンガの部分が多くとても読みやすい本となっています。
全8章で将来に不安を抱えたOL綾城が、
お金に詳しい先輩との出会いをきっかけに
お金との付き合い方を見つめなおし成長していくストーリーです。
もっとも大切なのはお金を使うこと
本書では、自分にとって楽しいものにお金を使う事をおススメしています。
では、詳しく解説していきます。
お金の正しい使い方は人それぞれ
先輩「綾城だったら、たとえば50万円するハイスペックなパソコンがほしい?」
綾城「それはいらないですね、普通ので十分です」
先輩「でも中には毎日の食費を切り詰めてでも買う人だっていて、きっとそういう人たちはそれで仕事の効率が上がったりするんだと思う」
あなたはこういったお金の使い方は間違っていると思いますか?
人によってはハイスペックなパソコンじゃなくて高い参考書を買う人がいるかもしれません。
何かを学ぶのが好きな人は、削れるところは削って参考書にお金を使うと思います。
それはその人にとって学ぶことが楽しいからです。
お金は何かを手に入れたり、体験するために必要なただのツールです。
そのツールを楽しいことに使うことを目指していきましょう!
また、人によって楽しいことは違うので、正しいお金の使い道は人それぞれなのです。
しぃちきん
財産3分法を活用せよ
楽しいからといってお金を使いすぎるのはよくないですよね。
毎月使えるお金は限られているのでコントロールが必要になってきます。
そこで、「財産3分法」というものを参考にお金の使い方を見直していきましょう!
上の図は、財産3分法を図にあらわしたものです。
お金を財布・投資・預金の3つに分けて管理します。
財布には普段の生活に使うお金を入れます。僕の場合は1万円ぐらいですかね。
次に、投資。これは株だけじゃなく友人へのプレゼントなども含みます。もちろん自分への投資でもOK(参考書など).。
最後に預金です。財布のお金が足りなくなったら補充するためお金を貯めておきます。
預金はすでに説明した「お金を補充する」という役割と「貯蓄する」という役割があるんだけど、なによりも重要なのは「いつでもお金を引き出せること=流動性の高さ」なんだ。
つまり預金の価値というのは、
低い金利ではなく必要な時にすぐ引き出せる流動性の高さなのです。
しぃちきん
投資はじっくり育てよう
投資を育てていく方法について解説していきます。
元本が2倍になるまでにかかる年数を導く数式「72のルール」
日本人は銀行にお金を預けている人が多いです。
預金するだけではたしてお金は増えるのでしょうか?
「72のルール」という簡単な計算を使ってみていきます。
「72のルール」の計算式
72÷金利=元本が2倍になるまでにかかる年数■バブル時代の場合(金利8%)
72÷8=9年 100万円を預金したら9年後には200万円になる■現代の場合(金利0.001%)
72÷0.001=72000年 100万円を預金したら72000年後に200万円になる
ということで預金でお金を増やすのはとても難しいことがわかります。
そこで投資をうまく活用していくことが重要になってきます。
素人が始めるなら投資委託
先輩「投資信託って聞いたことない?ファンドって言ったほうが耳なじみがあるかな」
綾城「あー、なんだか聞き覚えがあるような気が、なんなんですか?」
先輩「プロが複数の投資先をうまく組み合わせて運用を行ってくれる金融商品のこと。一度投資をしてしまえばあとはたまに値動きを確認するだけでいいんだ」
一言でいうと、「お金の運用をプロに任せちゃおう!」という方法ですね。
初心者はどの投資方法で運用して行けばいいのか悩みます。
投資には株式・債券・FX・不動産など多くあり、さらに投資先を選ぶのはとても難しいです。
プロが運用してくれるため投資信託には少し高い手数料を払うというデメリットがあります。
投資信託以外にも多くの金融商品があるので、
自分がどのように運用していきたいのかよく考えることが大切ですね
自分に「投資」しよう
投資といっても多くの種類があります。
その中でかなり身近な投資先があります。それは自分自身です!
では、さくっと解説していきます。
お金を使うなら若いうち
先輩「僕らは死ぬまでに2億円ほど稼ぐといわれている。若いうちに自分自身に投資したら将来その何倍も稼げるかもしれない。これほど効率のいい投資先ってほかにないと思わない?特に人・本・旅は自分を大きく成長させる。こんなチャンスを見逃すなんてもったいない」
僕もこれには同感です。
海外にいくと日本との違いに気づけたりします。今の時代ネットで様々な情報を得ることができます。
しかし、その場に訪れたからこそ味わえるものが確かにあります。
また、若いうちは体力がありますが、歳をとるにつれて体の調子も悪くなり旅行がしづらくなってきます。
自分の足でたくさん歩ける若いうちに多くの場所に訪れたほうが有意義な時間を過ごせるでしょう。
本を読んだ感想
お金について漠然とした不安を感じていましたが、
今後どうすればよいのかを根拠のある数値やグラフを使って解説してくれるのでとても勉強になりました。
来年から会社で働く身として、お金の使い方を考えるきっかけになりました。
これにて書評終了です。最後までよんでいただきありがとうございました!
今回紹介したもの以外にも
・お金の「リテラシー」を学ぼう
・自分に合う保険を選ぼう
・倹約とは何か知ろう
・先を見据えた預金額の設定
・稼ぐことで「自由」を手に入れよう
など、それぞれわかりやすく解説してくれています。
気になった方は、ぜひ一度本書を手にとってみてください!